変な日記集

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変な日記集2




家に戻ってきて、数週間経った


心配していた家の留守も、床が水浸しなだけで済んでいた



部屋の窓を開け、パソコンを起動させ


メール受信数が千件を越えた



ら、どうしようかと思ったが




新着メッセージはありません・・・とのことだった



何事も無く普通にいつも通りの生活が流れている

今日もパソコンをカタカタ打っていると

内藤君が窓枠にとまった

内藤君のオレンジ色の背景を見ると亀が空を飛んでいた


明日は雨か・・・


「明日の青空合コンは無理だね内藤君(笑)」


内藤君が恨めしそうに亀を眺めていた



今年のクリスマスは鰯の頭をどうするか皆で考えていた。

鮫島君は
向こう三軒両隣に配ろうと言い

大神君は
おいどんの下の引出しにはまだ去年の鰯の頭が残ってるから、それを食べようと言い

まだ未完成の雪だるまは
早く雪が降ればいいなぁと言い

ピーターパンは
ネヴァー、ネヴァーとキッチンで騒いでいる

ティンクは
買い物に行ったきり帰って来ない

内藤君は
合コンで投げ合おうと意気込んでいる



そして、みんなの意見がまとまらないままクリスマスを迎えた




今年はサンタがこの町には来ないということなので
町中の人たちがサンタ宛に鰯の頭を贈るという事なのでそれに賛同した


きっと来年は来るよね・・・と子供がお婆さんに言っていた



雪が空へ帰ってゆく



深夜、寝てる間に降っていたらしい



窓を開け、白い息を吐き出しながらその光景を眺めていた



そこから見える駐車場では子供達が傘をさし
雪を傘に集めて遊んでいる


僕も小さい頃やっていたなぁ・・・


空に帰る雪を集めてふわふわと浮き上がって遊んでいる子供達



上がりすぎて親に怒られる子は何人いるだろうなぁ・・・と、想像してみる



坂道を下る


下る



下る



風を追い越す


雲を追いかける


どこまでも

どこまでも


下り坂は続き


スピードは上がる




あれ?


坂を登った覚えがないぞ?



ゆらゆらと心地の良い所



いつまでも居たいが


起き上がり

裸足にはとても痛く

歩くのも嫌になる道を


とぼとぼと


ゆっくり歩き出す



あそこに居ちゃ・・・何も出来ないから


そう、思ったから



雷様はそう言った



今ではカミナリ親父として近所でも有名である



ゴウゴウと雨が降っている


こんな日は何もしたくなくなる



しかし、雨が降っていようと槍が降っていようと

腹はへるもので


近所のコンビニまで買い物に行かなければならない



大きめの傘にサンダルをはき

玄関を出て


恨めしく空を見る



じょうろを持った小さな子供達がキャーキャーワーワーと空を歩いている



今日の遠足はこの辺なのか・・・


ため息一つしてコンビニまで歩いていく



途中、家の窓からニコニコしながら空を見ている爺さんをみかけた





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