過去の日々 イエスタデイズ僕は君達を忘れない
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11〜12月

11月15日

それまではとても普通だった

快速電車に乗り、家に帰るだけだった


電車に乗り、椅子に座り少し寝ようかと思っていたらメールが来た


発信者は予想外の父親からだった

いつも飯時位にしかメールは来ないのだが

また、間違えて配信したのかと思いながら内容を見た





11/15 12:14
アイちゃんが今朝、天に召されました。





僕は平静を装いメールを確認し、ポケットにしまった。
心の中は悲しさや寂しさ、後悔そんなもの何も無かった



涙が溢れ

座ってなんか居られなくてすぐに席を立った

男は人前で涙を見せるもんじゃない

僕は心でずっと呟き
涙を堪え続けていたが、お構いなしに流れてくる

暗いトンネルの中、ガラスに映る不細工に歪んだ顔が映る

ちり紙でいくら拭っても溢れてきて


ようやく落ち着いたと思ったらまた溢れてきて


泣きたく無い、泣きたく無いと思っても溢れてきて


早く家に帰りたい、泣きっ面の両親の顔でも見てやろうとか
色々考えていた


席に戻り、時折溢れてくる涙を拭いながら目を閉じた

目を閉じたなら涙なんか流れなきゃいいのに
フタしてるんだから出てくるなよ


電車の中で場違いな格闘をしていた



家までの道
自転車を走らせながら泣いていた

また泣いていた・・・

早く家に帰りたい、そう思っていても

家に近付いてくると、家に帰りたく無い
どんどんと涙が溢れてきた

どうにもならない・・・
次々と色んなものが溢れては消えてゆく


きっと酷い顔をしてるんだろうな



パシンと頬を叩き

いつもの顔で

何気ないそぶりで

家に帰った



親はTVを観てた

父親の席の隣のいつもの場所に鳥篭がある

家主のいない鳥篭には巣が枝から下ろされていてえさを入れた器の横に並んでいた

カゴの上には木箱と白いハンカチが置かれていた



親が今朝の事を話してくれた
朝はまだ息があり、カゴの底が汚れていた為、掃除をしたらしい

その時はキョトンとその様子を巣で見ていたとのことだ

普通にエサを食べ、枝を飛び移り巣に入る

何気ないいつも通りの様子だった


巣の入り口で巣の奥を見ながら「キュ〜ン」と鳴く
その光景はよく見たのだが

今朝のそれは少し違ったらしい


いつもは名前を呼びかけたりすると鳴き止むのだが
今朝はいつもより長く、鳴き止まなかったらしい

そして巣に入り

そのまま目が覚めず、亡くなったらしい


ハンカチを除けアイをみた

眠っているようだった
首をすこし体のほうに回し、いつもの眠る体勢だった
ほんと、ちょっかいだせば起きて噛み付いてくる、そんな感じだった

でも、くちばしは血色が無く、羽も少し乱れていた


気付いた時はまだ温かかったと父親が言った



僕は堪らない思いで部屋のベッドに横になった

流れる涙もそのままに眠った



夢をみた

死んでいたアイが生き返るという夢と言えば夢らしいものだった
すごく喜んでいる夢の中の僕がとても滑稽だ


目が覚め
また泣いた


親の気配が無くなったリビング

僕は部屋から出て、アイを手に取り撫でた

泣きながら

いつものように椅子に座り
いつもの体勢で
いつものように撫でた


いつものように噛みついて来いよ
いきなり目を開けて噛みついて来いよ

撫でながらずっと思っていた


少し汚れた身体をきれいにして乱れた羽を撫でて直した

身体は硬い

回した首も戻らなく、ほんと眠った姿のままだ・・・


胸の上にアイを置き、頭や背中を撫で続けた

それをするといつも気持ち良さそうに目をつぶっていた

くちばしを爪で擦るのも気持ち良さそうだった


生きている時と同じように撫で続けた


でも、噛み付くことはやはり無かった


閉じられた目を見ると
笑っているような顔だった

とたん、さらに涙が溢れ・・・


幸せだった?
楽しかった?

ありがとう
ごめんね


安らかな死

そこにはあった


僕の気持ち関係なく何事も変えようの無い事実



泣きながら部屋に戻り
また眠った



夢をみた

やはり生き返った夢だ

噛み付いてくる

飛ぶ

生きている



その後
死んでしまったアイを行き返してもらえるようがんばる夢もみた


目が覚め、泣きながら
夢に来てくれてありがとう
夢では看取る事が出来たよ

ありがとう

最後に少し遊べたね


ありがとう
ごめんね


最後に鳴いた声、聞けなくてごめんね
もし、あれが僕を呼ぶ声だったらって思うと
例えようの無い気持ちが溢れるよ

そばに居てやれなくてごめんね


夕方
父が埋めに行くかと言った
「朝行くと、公園の管理人に怒られるからな」と


ずっとそばに置いてやりたいと思うけど、これ以上のわがままは言わない事にする


「スコップ、スコップ、何か掘る物」と父親が家中をうろうろしている

僕はアイの頭を撫でている


母は薔薇を二輪よこしてくれた

「・・・でかいよ」

埋めるには長すぎるその薔薇に突っ込みをいれた

父も同意見だった


父はヒザが痛いらしく辛そうだった


サポーターを巻きながら
「ヒザの痛みとアイちゃんの事で悲しいよ」と呟いた

「どちらも歳だね」
と僕は呟いた


下の階の鈴木さんからスコップを借り
埋めに行った


木箱に白いハンカチを乗せたおじさんと
スコップとエサの残ったエサ袋を持ったおじさん


警察に見つかったら捕まるなぁ・・・と思いながらエレベーターに乗り込む


色々と話をしながら
2人して泣いていた

雨でも降っていたのか、地面が濡れていた


サクラブンチョウだから桜の木の下がいい。


近くの公園に埋めることにした
そこは桜が綺麗な公園で眺めもいい

こいつと同じように以前飼っていた鳥も埋まっている公園だ

今朝の事を詳しく聞きながら
場所を選んでいた

掘るとこ掘るとこ、笹やらなんやらの根が張っていて深く掘れないのだ


ようやく深く掘れたとこも少なからず根が張っていて掘り難かった


木の根元を掘り、薔薇とアイとエサを埋めた


「ありがと、ありがと・・・土にかえれ」と泣きながら父は優しく土をかけた


僕は泣き続けた、最後まで撫でていた感触を思い出しながら


父は木に触れ何か呟いた



長く生きていたな〜とか眠ったまま死んじゃったのかな?とか
2月頃でダメだと思ったのになぁとか色々話した

スコップを洗い家に帰った


家族が一人減った



よく枝から落ちていたから心配だったよ?
爪が引っかかって、逆さま宙吊りになってた時はとても慌てたよ
助けてる時にもすげー噛み付いたな、そういえば

ほんと、事故死じゃなくて良かった

僕が買ってきた新しい巣
なかなか入ってくれなかったね
ずっと見てるだけで入らないで枝に留まって寝てたね
でも、最期の頃は巣に入ってくれたね
嬉しかったしホッとしたよ
あんまり気に入らなかったみたいだったけど(笑)
そして、最期は巣の中だったんだね
なんかとっても嬉しいよ


また逢いたいよ

死後の世界があったらさ
僕が行った時、一緒に遊んでくれないかな?
疲れたら僕の手の上やお腹の上で寝ていいからさ
今よりもう少し外見が変わると思うけど
中身は同じだから、いつものように来てよ

女の子だと思ったら男の子だったなんて
最初っからインパクトの強い奴だったね
よく噛むし(汗)


家に帰る途中さ
お前の羽を一つ貰っておこうと思ったんだけどさ
やめちゃったよ

だって、抜いたら痛そうだし・・・

ほんと色々考えたんだよ?


観葉植物買って来てさ、お前が死んだらそこに埋めてさ
ずっと一緒に暮らそうとか思ってたし


でも、全部、心に入れておくからさ

全然平気。


今もまだ泣いてるけどさ(笑)


しょうがないだろ?

お前はインパクトが強すぎたんだから


弟だし友達だし番鳥だし


パソコンで絵を描いた時、すぐお前を描いたっけ

マウスクリックする指を噛み付きまくって
キーボードの上を飛び跳ねて
退けようとすると噛み付いてきた・・・

やんちゃ過ぎw

思えば僕によく似てるのかな?
攻撃的だし好奇心旺盛だし・・・



電車の中で大変だったんだぜ?
急に死ぬなよ〜

せめてもう少し待っててよw



全く、お前って奴は・・・




今日は高校の時の演劇部の小さい部長の結婚式なのに・・・

ま、呼ばれてないけどねw


結婚記念日が命日って・・・覚え易いなぁ





ううむ・・・もうスグだって分かってたけど
やっぱり・・・さすがに・・・辛いね

いつも以上に乱文だよw


11月16日

平気だぜ。


お墓参りをしたっす


ここを少し掘ったらまた逢える・・・触れる事が出来る・・・と思ってしまった



でも、平気だぜ!
乗り越えるぜ!


11月19日

まだリビングの電気を消す時やつける時
気遣うクセが抜けないよ・・・


電気つけて起きちゃわないかな?とか
消したら見えなくなって大変かな?とか

そこにいた場所を見てしまうんだ


笑っちゃうし、すこし凹むよ・・・



お前を想う時は『ありがとう』をつける事にしたんだ

『ごめんね』も思うけど、それ以上に『ありがとう』って呟くんだ


ありがとう

ありがとう

ありがとう

ありがとう

って、たくさん言ってるんだ


この言葉がお前のエネルギーになってくれますように




と、いう感じでAIRなんですけどね
この前、彼女さんを連れてお墓参りをしたんですよ

そしたら、マイベイビーは泣いてましたよ・・・

泣く理由がよくわからんのですが

僕の彼女は素敵だと思いました


11月25日

今日

中央線に乗っちゃいました!


しかも!!



快速です!!!キャ♪




いや、たいしたこと無いんですが




車内放送が面白かったんですよ


今日は雨が降っていたので傘の忘れ物を注意してたんですが

いつものように聞き流していたら


「ああぁ!しまったぁー!」


と、悲痛な叫びがスピーカーから聞えてきました・・・


何事か!と聞いていたら


「そうならないように今一度お手回り品の確認を」

との事


素敵!

惚れた!


あと
「日に日に寒くなっていますね、風邪等ひかぬよう気を付けて下さい」


と・・・


ああ!
ベタ惚れだZE!中央線!!









遅れたがな!


12月14日

もうすぐ2003年が終わりますよー

年越しの準備は出来ましたか?


めっきり寒くなってきました
秋気分だったのですが、もう西高東低の冬ですよ

今年は気候が変わっていて夏は涼しく暖冬という感じなので
うっかりしてると風邪をひいてしまいそうです

で、皆様も衣替えが微妙な感じなのか
12月に入っても、あまりダウンジャケットのようなモコモコした格好をしません


僕はモコモコしたいです・・・


でも、皆がモコモコしないので僕だけモコモコしてると浮いてしまうと言うか

疎外感と言うか

孤独と言うか

引き篭もりたいと言うか

寒いお外に出たく無いと言うか

電車のシートの暖房で御尻がかゆくなると言うか・・・


まぁそんな感じなので
皆様にはいち早くモコモコして貰いたいのです


もう12月なんですし・・・ね


12月15日

先日、友人からキムチシェーキのレポが届きました


ってなわけで
池袋への出稼ぎが本日で終わるのでロッテリアにいってきました。

見た目は普通。
白いシェイク赤いシロップ状の物がに注がれています。
見た目はイチゴと変わりません。







味…








甘いしょっぱい辛い

今度はよくまぜて飲んでみる。
甘いキムチ。

胡麻の食感が微妙。


さすがアンケート12位。


失敗した感の充実ぶりは類をみないでしょう。
三回トライして気持ちが悪くなったので断念。
店をでるとき女子高校生とおぼしき少女たちが
「ねぇねぇ、キムチシェイクだって〜。」
「え〜!気持ち悪〜い。どんな味なんだよ。」
と声高らかに話していました。

今飲んできたよ。


まずかったよ。


思わず苦笑いするよ♪


と、思わず声をかけそうになりましたがやめました。





完食したら武勇伝が残るでしょう。



との事です・・・






武勇伝か・・・


12月31日

今日で今年が終わりますね

皆さんにとって今年はどんな年でしたか?

世の中はあまり良い事の無かった年だったような気がします


僕にとって、今年はとてもいい感じな年でした

もちろん嫌な事もありましたが
良い事の方がたくさんあったような気がします



今年、絵の面ではちょっと上達した感があります
と、言ってもソフトの機能を使えるようになっただけであって
実力はあまり変わってませんが(汗)

んで、銀も作ってみました
第一作がとても手のかかる子で、先日また割れました(笑)

二作目、三作目は結構上手く出来たのですが・・・



さて、大晦日ですが今夜皆さんは何しますか?



はい、TV観ると思ったそこの方

観たい番組一つに絞れてますか?




僕は絞れてません・・・
ああ、観たいのがいっぱいだぁ・・・


大晦日のばっきゃろー!(今年最後がこんな終わり方でいいのか・・・自分)


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